ボンドボンゾ歴史-3-

アンソロポロジー

1.Tent
2.Busted
3.I'm The Urban Spaceman I
4.Mr.Slater's Parrot
5.Canyons of Your Mins(Intoro)
6.Canyons of Your Mind(F/S)
7.Canyons of Your Mind I
8.The Equestarian Statue
9.Tragic Magic(Keynsham)
10.Quiet Talks & Summer Walks
11.What Do You Do
12.Give Booze a Chance
13.And 3/4
14.National Beer
15.Canyons of Your Mind II
16.Joke Shop Man
17.A Wounderful Day Like Today
18.Mr.Hyde in Me
19.Look At Me Wounderful
20.We were Wrong
21.Sofa Head
22.By a Waterfall
23.Boiled Ham Rhumba
24.Intoro
25.The Monster Mash
26.Humanoid Boogie
27.I'm The Urban Spaceman II
28.The Sound of Music
29.Little Sir Echo
30.You Done Brain In

Anthropology(アンソロポロジー)1999年3月

■なんとボンゾの未発表音源集なんてものが。カルト過ぎません? しかも国内盤まで(レーベルはヴォイス・プリント・ジャパンTEL:03-3954-4896)。それがこの"Anthoropology"(人類学)。ジャケットのネクタイしたサイは"We were wrong"に出てくるサイに変身してしまった人? 内容は既発表曲の別テイク、リハーサル録音。及び未発表曲(BBCラジオなどのライブ、デモ・テープ)。■太字で示したのがオリジナルアルバムに未収録だった曲。BBCラジオのライブ音源12と21の内12はアルバム"Unpeeled"に入っているのと同じ。21は、過去に4曲入りシングルの"Peel Session"で世に出ていたが、今回のアルバムで手軽に聴けるようになって何より。18は、スタンシャルらしい野生を歌ったもの。「ジキル博士とハイド氏」のハイド氏ですよね。イニスの23は、ドラマチックなピアノが美しい曲ですが相変わらず歌詞が謎です。「僕は羊頭、僕は鱒」…。■29はギリシア神話に出てくるエコーが主人公の可愛らしい三拍子の曲。"By a Waterfall"路線で、スタンシャルの「歌のお兄さん」としての一面がうかがえます(だって、子供向け番組に出演していたわけですし)。やっぱりこの曲がこのアルバムの一番の聴きどころ。他の未発表曲はデモ録音で断片的なモノ。13の「アンド、スリー・フォー」というのは"Look Out, There's A Monster Coming"のイントロと同じ。■既発表曲の中では20がいい。やる気な無さそうなダウナーなバック・コーラスが面白い。16もシンプルな演奏で新鮮。22は、たぶんテレビの子供番組でのライブで、子供の笑い声や、コールアンドレスポンスがいい感じ。■日本盤には解説がペラ一枚挟まってますが、ボンゾのプロフィール程度しか書いていない。どのトラックがどういう音源かという解説もなし(本当に資料がなかったのでしょう)。その日本語解説に「Do Not Adjust Youe SetはBBCテレビの番組」とありますが、正しくは民放テレビの番組。洋盤と日本盤、お値段の安い方を買うといいと思います。ハ

1.Morse Code Melody A
2 .Sahara T
3.Ali Baba's Camel B
4.EverybodyLoves My Baby T
5.On Her Doorstep Last Night B
6. HardHearted Hannah T
7.Sleepy Valley A
8.Jazz, DeliciousHot, Disgusting Cold B
9.Vo-Do-Do-Do-De-O-Blues T
10.I'm GoingTo Bring A Watermelon To My Girl Tonight B
11.YouGottaGo Oow Spike Milligan & The Massed Alberts
12.You're Driving Me Crazy T
13.Dr.Jazz B
14.Pasadena T
15.By A Waterfall B
16.Kaiser Drag T
17. My Brother Makes The Noises For The Talkies B
18.Ukelele Lady Peter Sellers & TheTemperance Seven
19.Blaze Away A
20.Runnin' Wild T
21.Jollity Farm B
22.Thanks For The Melody T
23.Laughing Blues B
24.TCP (ThatCertain Party) T
25.Hunting Tigers Out In Indiah B
26.Goodbye Dolly Fray A

By Jingo It's... British Rubbish 1999年

■英国Huxレーベルから出たボンゾとテンパランス・セブン、アルバーツというジャズのコンピレーション。左のトラックリストでBはボンゾズ、Tはテンパランス・セブン、Aはアルバーツ。■ボンゾズの曲では、太字で示した5、10、17がオリジナルアルバム収録の曲。10と17はEMIのボックスバラ売り"Dog Ends"で先にCD化されていた初期のシングル曲。5の"On Her Doorstep Last Night"は今回初めて世に出た音源です。ちなみにロジャー・ラスキン・スピアのソロアルバム"Unusual"ではこの曲のロジャー・ヴァージョンが聴けます。■そんなわけでボンゾの曲もジャズ要素のあるもの中心に選ばれているのですが、これがとてもかっこいいです。ボンゾの二の線の部分がつい出ちゃったような。■また、一緒に納められているTemparance Sevenというのがマジにかっこいいトラッド・ジャズ・バンド。しかもそれがピーター・セラーズ(ピンク・パンサーなどで有名なイギリスの名コメディ役者)と共演しているというんだからイギリスも奥が深い。何となく自分でジャズ・クラリネット演奏までしているウディ・アレンのことまで思い出しちゃいましたよ。■Albertsの方のデータはよく分かりませんが、ジャケット写真からして三バカ大将(Three Stoogies)かと思っちゃいました。こっちはサービス精神たっぷりのバカでおしゃれなジャズ。共演しているスパイク・ミリガンはイニス世代(レノンやらモンティ・パイソンやら)のイギリス人に多大な影響を与えたと言われるコメディアン。■テンパランス・セブンやアルバーツの曲でCDになっているものは貴重だと思うので、ボンゾよりもこっちの点で意義のあるコンピだと思います。ボンゾの「ゴリラ」が好きな人ならテンパランス・セブンやアルバーツも好きになれると思うので是非手に入れて下さい。ライナーはイニスが、テンパランス・セブンやアルバーツに憧れていた若き日を回想しています。 *すみません。以前、雑誌記事を鵜呑みにして「テンパランス・セブンのブライアン・イニスはニール・イニスの血縁である」とここに書きましたが、2000年11月にニールご本人に質問したところ、別に親類縁者ではない、名字が同じだけの他人だそうです。両イニスさん、ならびにファンの皆様、大変失礼しました。

New Tricks

1枚もののベスト盤。Neil Innesの立ち会いでリマスターされた。日本盤輸入盤の2種あり。

New Tricks

上のCDと内容は同じの新装版ですが、ブックレットのページ数はこちらがやや多い。

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